2019夏アニメ 1話視聴してみた(1)
こんばんは。みそじる(しゃとろん)です。
夏アニメ、続々と放送が開始されています。
アマゾンプライムやネットフリックスでもいくつかの作品が配信され始めましたので、それぞれ1話見た感想と、視聴継続するかどうかをザックリ語っていこうと思います。
からかい上手の高木さん2
今期の期待作その1。作品のクオリティは安定してますね。
2クール目ともなると、内容がすこしマンネリぎみになってしまっていますが、もともとゆるく見ていた作品なので許容範囲内かと。
OP曲は1期の方が好みでした。EDはやっぱり懐メロのカバーソングなんですね。良き。
視聴継続。
ありふれた職業で世界最強
タイトル詐欺。「ありふれた職業“で”世界最強」なのではなく、「ありふれた職業“だったけどの魔物の肉を食べたことで魔物の特性と強さを手に入れて”世界最強」って感じの作品。
よかった。職業に貴賎はなかったのね……!
いやーきついっす(汗)と思わず漏らしてしまった第1話。
まず序盤。騎士団長みたいな強面のオジサマが、学生たちに向かって、
「いいか、迷宮ではみんな助け合うんだ。どんな事があってもな。いいな!」
と言い放った時点で、セリフ構築のセンスを疑いました。無理でしょ、こんなん。背中ぞわぞわする。こんなんばっかりアニメ化してるから「なろう系」とか侮蔑されちゃうんだよなぁ……。
はいはい視聴打ち切り。次!
グランベルム
今期期待作その2。ロボット枠……とおもいきや、異世界ファンタジー系?
何気ない日常から一転、予備動作なしで異世界転移する展開は作者の好みだったりするんでしょうかね。ちなみに私は大好きですけど。
ロボデザインがSDガンダム系というか魔神英雄伝ワタル的というか、かなりデフォルメされていて、古き時代の夕方アニメみたいですね。私的にはもうちょい頭身高めの方が好み。ダンボール戦機とか、メダロットとか、そのくらいがベストです!
戦闘シーンは1話ということもあってかかなり気合入ってました。ダサデザインに慣れるか一周回って好きになるかもしれないので、とりあえず継続。
女子高生の無駄づかい
今期期待作その3。ギャグ・コメディ枠。
キャラクターの個性が強い! “雑魚キャラ”の強メンタルと、“ロボ”の冷静かつ辛辣なツッコミが特に面白かった。1話からキャラがたくさん出てきましたが、わかりやすいあだ名が付けられているのでキャラ名がごっちゃになることもなさそうです。
ギャグ漫画のアニメ化は往々にしてテンポが悪くなりがちで(個人調べ)、この作品も微妙なテンポのラグがある気がしました。音声として聴き終わる速さと、文字として読み終わる速さの違いなんでしょうかね。欠点と言うほどじゃないですが、少しだけ気になりました。
涙出るほど笑ったりは出来ませんでしたが、「ふふっ」ってなったので継続。
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?
攻めたタイトルのラブコメ枠。どう略すんだ、このタイトル……?
キャラデザインは可愛らしくてよかったです。(小並感)
ただ、主人公が嫌いなタイプでした。あと純粋に話の続きが気にならない……。
後に評価されることがあれば見るかもしれませんが、とりあえず打ち切り。
魔王様リトライ
異世界転移もの。おそらくなろう系。
声がずるい。(笑)
CV津田の無駄遣いとはこのことか。こんなん笑うしかないでしょ。内容ひっどいですけど。
台詞回しや展開に突っ込みどころが多々あり、「なろう系」だなと思わせてくれますが、声が秀逸過ぎて許せました。
打ち切り濃厚だけど次回まで様子見。
コップクラフト
今期の期待作その4。ハードボイルド×ファンタジー。
今のところ1番面白いと感じた作品。「渋いオッサンと可愛い女の子が主役の作品は面白い」というジンクスを持つ私にとっての当たり作。
開幕の短いアバンと、続くナレーションだけで世界観に引き込んでくれます。
EDでおしゃれしてるヒロインが可愛かったんですが、本編にその場面出てくるんでしょうか? 気になります。
かなり続きが楽しみなので、もちろん視聴継続。
現在7作品中5作視聴継続中。
コップクラフトの続きがマジで気になる~。これは原作“買い”かもですね。
今期は割と豊作っぽいですね。
ある程度視聴したら、また別個で感想書いていきます。
おしまい!
青ブタ劇場版を見に行きたいと思った件
こんばんは。みそじる(しゃとろん)です。
先週末、TVアニメ版「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」を観ました。
作品タイトルが最高にクレイジーですよね!
原作小説は巻を追う毎にタイトルが変わっていくタイプのシリーズで、「青春ブタ野郎は○×△□の夢を見ない」の○×△□部分が毎回違います。なので書店で見かけても、ひょっとすると続編だと気づかない可能性もありますよね。私もどれが何巻か、あらすじ見ないとわかりません。ちょっと羅列してみましょうか。
1巻 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
2巻 青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない
3巻 青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない
4巻 青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない
5巻 青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない
6巻 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
7巻 青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない
8巻 青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない
9巻 青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない
やばいですね! 総じてやばい。
面白いし大好きだけど、タイトルのせいで人に勧めることが出来ないでいます。
5巻と8巻で妹が2回でてきますが、「おるすばん“妹”」に対して「おでかけ“シスター“」と書き分けられているところがグッときます。読んだ人ならわかってくれるはず。
アニメ化されたのは5巻まで。OP映像でタイトルがコロコロ並び替わるところが好きポイントです。(動画内 0:10~)
もともと1巻発売時からずっと追いかけていたんですけれど、8.9巻は未読だったんですね、なぜか。買ってはいたので“積み本”と化してしまっていたんですけど。わけもなく熱が冷めてしまうことがよくあります。困ったものですが。
アニメ放映当時も、アマプラで公開されていなかったので特に追いかけてはいなかったんですが、Dアニメストア(プライムver)とやらに登録されていて、おすすめに上がっていたので何気なく観てしまいました。
いや、良かった!
7巻まで既読。つまりアニメ化された範囲はすべて読んだ内容なのに、展開を知っていても楽しめました。翔子さんがかえでの日記を読むシーンで、読み上げる声が途中でかえでに変わるところなんかは、アニメならではの表現ですよね。不覚にも泣きそうになりました。
アニメ視聴後の余韻をそのままに原作小説を9巻まで一気読みして――
そんでボロボロ泣きました。アニメの方は概要知っていたこともあって、ちょっとうるっとしたくらいで済ましたが、小説は耐えきれませんでした。最初ティッシュで涙拭きながら読んでましたが、最後垂れ流しですよ。垂れ流し。
年々涙腺にデバフかけられているんですが、ここまで泣いたのは久しぶりでした。心が洗われます。
で、その泣きに泣いた作品の続編が、なんと劇場版アニメとして映画化されるらしいんですよ! というかされてるんですよ、すでに。
タイトルは「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」。
6巻のタイトルですが、予告映像見る限り7巻の終わりまでやるみたいですね。(原作小説では前後編にあたります)
6月15日公開開始だったらしく、今もって絶賛公開中。これはぜひ見に行かねばと思い劇場を調べてみたところ……
うちの県、やってないけん……(失笑)
隣の県ならやってるみたいなんですけど、流石にそこまで遠出するのは気乗りしません。
青ブタシリーズは、7巻までで一区切りされています。8巻以降も主人公や登場人物は同じですが、いわゆる「第2部」的な始まりとなっています。
だからこそ第一部の締めくくりにあたる劇場版、すごく見たいんですよ。
TV版では結局、主人公の胸の傷の謎とか、翔子さんの秘密とか、伏線だけ貼って放置されてましたから……。
他県の主要駅前の劇場とかいう、人が多いことが容易に予想できる場所に、果たして私は足を運ぶことができるのか……!!
おしまい!
FF転生こと“ファイナルファンタジー ロスト・ストレンジャー”紹介
こんばんは。みそじる(しゃとろん)です。
前回はグチグチと愚痴っぽい批判的な感想らしきものをぐだぐだトークしてしまったので、今日は最近読んで楽しかった作品でも紹介します。
パッと浮かんだのが2つばかりあるんですが、転生繋がりということで今回はこちら。
http://seiga.nicovideo.jp/comic/28345?track=originalnews_170704
FF転生こと、”ファイナルファンタジー ロスト・ストレンジャー”。
FF30周年を記念してたオリジナルストーリーで、1話が公開されたときは各まとめサイトなどでまとめられ話題になっていた気がします。
・既刊4巻 以下続刊
あらすじ(という名の一話まとめ)
ファイナルファンタジー(以下FF)が大好きで、“いつか自分でFFを作りたい”とい夢を描き、FFの制作会社(スクエアエニックス)に就職までした主人公・正吾。社内で一番FFが好きでFFに詳しいと自負している生粋のFFマニアであるけれど、勤続4年目の現在に至るまでFF関連の仕事は出来ておらず、「好きなだけじゃだめなのか」と夢を諦めかけていた。
同じくスクエニに務める入社2年目の妹・夕子は、そんな正吾と同じくFFを作りたいと夢見る若手営業。明るく前向きで、今でも夢が叶うと信じている夕子に励まされ、同じ夢を見る者同士頑張ろうと気合を入れ直した、その帰り道――。
暴走トラックに撥ねられて意識を失ってしまう正吾。目覚めたのは見知らぬ場所。目の前にはFFの中で見慣れた生き物“モーグリ”と、回復魔法【ケアル】を使う少女がいて……!?(ここまで異世界転生テンプレ感)
見たことのある種族やモンスターたちが生きる世界。けれど種族名や特性は知っているのとはちょっと違っていて……。限りなくFFみたいな世界なのに、どのFF作品でもない世界観。そんな不思議な世界で、助けてくれた少女ら3人組と、同じくこの世界にやってきていた妹・夕子と一緒に、冒険者としての活動を始める――
観察と考察を得意とする正吾と、前向きさと行動力に溢れる夕子。未だ状況に戸惑い気味な兄の代わりに、夕子はテキパキと物事を進めていく。そんな夕子に触発されて、正吾も自分のやるべきことを見つけていた。
「わからないものは考えても仕方ない。だったらわかることを増やしていけばいい」
「よく観て、よく調べて、よく考えて、よく探して」
「この世界を知れば知るほど、目の前が広く明るくなっていくようで――」
それはまるでFFを攻略している気分だった。自分で攻略本を作っていた子供の頃を思い出しながら、正吾はこの世界についての情報を、少しずつ、確実に集めていた。
ある日、酒場に緊急依頼が舞い込んだ。見たこともないモンスターが現れた。そこに取り残された子供を助けてほしい。迷う間もなく立ち上がった5人は装備を整え、すぐさま現場へ急行する。
そこに現れたのは巨大なドラゴンだった。かつて3人組が挑み、逃げ帰ることしか出来なかった強大なモンスター。山奥に居座っていたためギルドに討伐依頼が出されており、未だに傷一つつけることがかなわないという絶対強者。
素人兄妹が加わったところで勝ち目なんてまったくない、
それでも夕子は――
FF9の主人公ジタンの有名なセリフ。小さい頃、このセリフで兄に何度も救われたのだという夕子。
「あたし、ひとっ走りあの子助けに行ってみるよ」
町への救援要請と自身の援護を仲間に頼み、走り出す夕子。
主人公の機転により隙を生み、間一髪、子供を救うことに成功! けれど――
子供を助けることを優先した夕子は、そのままドラゴンの牙の餌食となってしまう。
ほぼ即死だったろう……。仲間のセリフを耳にして錯乱する正吾。
こんな現実かどうかもわからないFFの世界で、何をしているんだよと叫び――
そして一つの可能性に思い至る。
ここがFFの世界ならば。回復魔法が存在するゲームと同じような世界なら、当然“その魔法”も存在するのだと。
蘇生魔法【レイズ】
FFシリーズにおいて、戦闘不能状態から復活させることができる白魔法。
幸いにしてパーティーの1人は白魔道士。彼女なら……もしくは彼女に使えなくとも、誰か使える人間を連れてくれば、夕子を救うことができる。
――一縷の望に縋る正吾につけられたのは、非情な現実だった。
感想
これこれ、これですよ転生ものっていうのは!
決して突出した能力があるわけじゃない主人公が、現代知識(この場合はゲームとしてのFF作品の知識)を活かして活躍していく王道ストーリー。
主人公の中の常識と、異世界の常識。非情に似通っていて同じものだと錯覚しそうだけれど、不意に落とされる誤認の爆弾。 自分の信じていたものが根底から崩されていくカタルシス。それこそが異世界転生(転移)たる醍醐味じゃないでしょうか。
1話はバッドエンドでしたけれど、ここからきっちりと巻き返します。1話の序盤も非情にコミカルでテンポよく進んでいましたし、この先も主人公は希望を持って冒険を続けます。もちろん夕子が都合よく生き返るとかではなくて。
コミカルなシーンとシリアスな場面をきっちり同居させているのも本作の魅力かと思います。
ただし随所にFF用語が頻発していますので(当たり前かもですが)、FFを全く知らない人は楽しめるかわかりません。そもそも興味持てないでしょうけれど。
ニコニコで1話が無料公開されていますが、できれば1巻まるっと読んでもらいたいです。近所の本屋ではサンプル用に1巻まるっと公開されてましたので、そういったものを見かけられたときには、ぜひ手にとって欲しいです。
おしまい!
賢者の孫を観てしまったので感想でも
こんばんは。みそじる(しゃとろん)です。
春アニメが続々と完結を迎えていますが、好きな作品はありましたでしょうか? 私はアニメはアマプラかネトフリで観ているので、そちらで配信されてないものは基本的に観ないのですが、(どうしても観たいときはAbemaまで使う)今期は特に好きな作品はありませんでした。
私は興味が無いと1話すら観ないのでそもそもたくさんの作品を知っているわけではないのですが、春アニメでチェックしていたのは、ワンパンマン・ウルトラマン・盾の勇者・仙狐さん、ぐらいでしょうか。あと――賢者の孫。
ウルトラマンは以前感想書きましたね。アクションシーンがすごかったです、たしか。
仙孤さんは癒やし枠。1話を観て「コレなら何も考えずに見れるな!」と思っていたのですが、マジで何も考えれなくて、途中から見なくなりました。
ワンパンマンは闘技場のあたりまで観てます。切ったわけではなくて、まだ観てないってだけなので、そのうち視聴する予定。
盾の勇者は2クール目なので厳密には春アニメではないのですが、個人的な前評価以上に面白かったので一つ。昔、なろう小説を読み漁っていた時期に読んでみたことがあるのですが、そのときはまさかアニメ化するなんて思っても観ませんでした。……悪い意味で。覚えている限りですが、大まかなストーリーはアニメと変わらず。最終回、ラフタリアの村を復興する部分が違った気がします。
原作の方でも村は復興するんですが、たしか「奴隷以外は信用出来ない」とかいって全員と奴隷契約してた気がします。やばいですね!
「ストーリーの大筋はきっと面白いんだろうな」と思いながらも、台詞回しや文章の構成が好きではなくて読むのを断念した作品でした。
アニメを観終わって、当時の感想が間違ってなかったかなーって。
個人的に好きではないけれど、面白さは理解できる。そのくらいには株上がりました。
ここまで閑話。
――で。賢者の孫ですよ。
正直に言えば、「絶対面白くないよな」と見る前から思ってました。まとめサイトなんかでよく例の画像がネタにされてましたし、あらすじを読んでも、ニコニコで漫画版の1話読んでみても、微塵も面白いと思えなかったので。ついでになろう版はあらすじでギブアップしましたし。
でも、でもですよ、もしかしたら「盾の勇者」みたく、“アニメとしては”面白い作品になるかもしれないし、個人的にドハマリして“俺だけは良さをわかってる”作品になるかもしれないじゃないですか? そんな期待を込めて見てみたんですよ、先週末くらいに配信されていた11話まで。――観てしまったんですよ。
先に言いいますが後悔してます。
感想
例えるなら、“味噌の入ってない豚汁”……みたいな感じ。出汁もとってない。
物語を構成する要素を具材だとすれば、それらを切ってお湯にぶち込んだものを、さも「料理です」と言って食卓に出された感覚です。味付けされていないせいで、味にまとまりがないんです。茹でた野菜と茹でた豚肉ですからね。素材の味を楽しめる人なら美味しくいただけるんでしょうが、あいにく私は濃い味付けに慣れた現代人なので、ちょっと受け付けませんでした……。
具材そのものは良いんですよ。具材は。
賢者の孫
まずタイトルにもなっている「賢者の孫」という設定。
英雄視されている賢者様の孫として育てられて、それゆえに魔法の扱いに長けている。賢者の伝手で騎士団長クラスの強者に稽古をつけてもらったので体術も人より強い。強者に囲まれて幼少期を過ごしてきたせいで、強さの基準が一般のそれとはかなりかけ離れてしまい、自分の強さに対して無自覚なままでいる――。
これは良いと思います。主人公が強い理由付けとしては、”あり”だと思います。個人的には、強さの説明を物語の頭に置かれるのは好きじゃないですし、なんなら説明すら不要だとも思ってますが、好き嫌いを除けば“あり“です。
現代日本からの転生者
これも別に、悪くはないです。食傷気味なのは否定できないですし「お前らいっつも転生してんな」と思ってますが、「現代人の主人公が異世界で活躍するファンタジー」っていうのは「10年ぶりに再開した幼馴染が美人で主人公にベタぼれなラブコメ」くらいに王道パターンであり、ある種の様式美でもありますので仕方ないかと。サモンナイト1とか大好きです。
あと流行りに乗っかって似たようなものが量産されてしまうのは人間社会の常なので、今更気にしてもしょうがないですしね。身も蓋もない事言うと、低リスクでお金稼げるので、企業的には立派な戦略なのですよ。面白さとは関係のない話ですが。
その二つを混ぜたものがこちらになります
これ転生設定死んでますよね……? 普通に賢者の孫を主人公にした王道ファンタジーなら、まだ受け入れられたんじゃないかと思います。
・文字数が限られている付与魔法に、漢字を使うことで常識を超えた効果をこめられる。
・魔法を使うときに、結果ではなく課程の化学反応を意識することで大きな魔法現象になる。
あからさまな現代人アピールはこの2つでしょうか。他にもあるかもですけど、多分そのシーン作業に没頭していて観てないです。
まず上記。1文字1文字に意味がこめられている“漢字”という“この世界の誰も知らない言語”を使ったことで、文字数に限りのある付与魔法の効果を大きく引き上げることができる……とのことですが。
それ象形文字で良くね。
もしくは絵文字。
主人公以外に読めない漢字で魔法が発動するなら、視覚的にわかりやすい象形文字でも良いと思うの。まぁそれだと現地人が気づいていて主人公に特別性がなくなってしまうのかもしれませんが。
魔法の結果だけでなく途中もイメージすることで云々はもっと雑。水素だかの化学反応とか、きちんと覚えている社会人なんているんでしょうか。少なくとも私はおぼえてないです。ググって改めて見れば「あぁそう言えばそうだった」となるかもですけど、少なくとも自然的に頭に浮かぶことはないです。いや、私の頭の出来が悪いだけかもしれませんけど、ブラック企業でこき使われているサラリーマンなんて私と学力変わりないと思いますよ(偏見)
転生要素が死んでいるという話題に戻ります。
主人公は“賢者が常識を教え忘れたために常識知らず”という設定です。でも、それだとひとつ大きな矛盾があるんですよ。なにせ主人公には社会人になるまで日本で過ごし培ってきた日本人としての常識があるはずなんです。異世界の常識を何も知らないのなら、日本人だっった頃の常識で行動してしまうはず。あるいは――転生前が私とお揃いで30歳だと仮定すると、+15歳で――45年分積み重ねた人生観をもってして、常識を学習できるはずなんです。それらが一切描写されていません。
例えば学校の試験。前に並んでいた他の生徒達が使っていた魔法を見た上で、壁をぶち壊す威力の魔法を放ちます。イキったDQNみたいな行動ですね。そのうえで「これでも威力押さえたつもりなんですが……」と言うわけです。
重ねていいますが、主人公は賢者の孫として育てられた魔法使いのエキスパート。自分の魔法が“どのくらいすごい“のかはわからなくても、“どんな結果になるのか”は当然理解していますよね。
壁を壊しといて”普通”だと思っているなら常識知らずを超えた精神異常者ですし、自分の魔法が壁を壊せる威力だと知らずに使ったのだとしたらぜんぜん魔法の制御出来てないでしょう。すごい魔法使いではなく、魔力がすごい多い人に成り下がってませんかね。
現代日本人の45歳が、目立たないための努力や観察が出来ない訳がない。意図的にそれをしなかったのだとしたら、やっぱりただのイキリDQNです。
彼女と婚約したときもひどかった。まず、45歳が15歳くらいの美少女と抵抗なく婚約するのはおかしい。周りからしたら同年代なので気にするべくもないでしょうが、少なくとも主人公はもっと自体を深刻に考えるべきでした。この世界における結婚がどういったものか分からない状況で、誰にも相談せずに返答するのは社会人としてありえません。 即答できる問題でなければ持ち帰って上司に相談。何年サラリーマンやってたのか知りませんが、それくらいは一般常識だと思うんですよね。同じ街に保護者いましたし。別に即答してくれとも言われてないですし。
そもそもの話。常識って、人から口頭で教えられるものじゃないでしょう。他者と関わっていく中で自然と身についていくものではないのかと。無論親のしつけも重要なファクターではあるでしょうけど、それが全てではないはず。親になったことはないけれど、子供だった時代はありますので、そのくらいはわかります。何ならいまも子供ですし(笑)
結論
総じて。作者の願望、妄想が煮詰まってできた自慰の煮凝りみたいな作品だと感じました。
これが純粋な15歳の異世界人なら、目にあまる言動も、こっ恥ずかしい言動も、「若いから」と許された気がします。面白いかどうかは別として。
ネタとして見ようにも、笑えるほどでもなく。ただただ時間が無駄でした。こんなんが流行ってアニメ化するなんて、読者層は他に娯楽を知らないんでしょうか……。もしくは私と好みのベクトルが全く違うのか……。
なんか不満を書き連ねていたら思ったより長文になってしまいましたね。明日は好きな作品の感想でも書いて差し引こうと思います。
おしまい!
年下とご飯食べに行くと奢りたくなる現象
こんばんは。みそじる(しゃとろん)です。
今日は会社の後輩とご飯を食べに行きました。
ハイパーアルティメットコミュ障たる私から誘うわけがないので、当然向こうからのお誘いだったのですが、
ラーメン美味しかったです。
ホントは写真とか撮ろうかなって思ったりしたんですが、三十路のおっさんが今から食うラーメンの写真をとっているという状況を想像して、あまりの物悲しさにやめました。(この間0.1秒)
で、まあ楽しくおしゃべりしたり、内心(若いな……)とジェネレーションギャップを感じたりしながら食い終わって、さぁ帰ろうかな、というところで思っちゃったんですよね。
かっこつけたいな……と。
何なんでしょうね、あの感情。
別に会社の女の人(女の子ではない)とご飯いっても当然のように割り勘する私ですが、後輩男子相手だと奢りたくなっちゃうんですよね。ちょうど弟と同年代なのも理由の一つかもしれません。
ゆうて5000強だったので、「ええから、ええから」とちゃっちゃと払ってしまいましたが(ドヤ顔を必死に隠した中年スマイル)
コレが焼き肉とかなら死んでましたね。
でも”奢って当然”みたいな風潮は廃れろ。
おしまい!
【グラブル】THE MAY DAYS クリア状況・感想
こんばんは。みそじる(しゃとろん)です。
グランブルーファンタジーが贈る渾身の夏イベント「THE MAY DAYS 」、楽しんでいただけたでしょうか?
コメディに振り切ったストーリーは、人を選ぶかもしれませんが、私は大満足でした。コメディ大好きおじさんなので。
↑個人的に一番好きなシーン。
「どうして空は蒼いのか」から続いた天司たちの話の番外編+続編みたいな位置づけでしょうか。さんざんシリアスかましてきた連中がコミカルにはしゃぐ姿は、感慨深さも合わさって、余計に笑えました。
面白いシーンが山盛りでしたが、スクショ全部貼ると枚数が偉いことになるので自粛します()
戦貨箱は10箱開封。グラブりノルマは20箱らしいですが、そんなにモチベないのでこのへんで。
黄龍0ポチ編成を使って、2時間で3箱くらい稼げてましたので、装備揃ってる人なら、今からでもイベ終了までに20箱稼げるんじゃないでしょうか。
2000石+闇エレ400+半汁300個欲しい人は挑戦してみてはいかがでしょうか?
おしまい!
ドラゴンズの応援歌が自粛される件
こんばんは。みそじる(しゃとろん)です。
今日まとめサイトでとあるニュースを見かけました。野球チーム「中日ドラゴンズ」で使用されている応援歌の「サウスポー」が自粛されるというものです。
なんでも、「子どもも観戦する中で、選手を“お前”と呼ぶのはいかがなものか」という“ご意見”があったため、自粛する運びとなったとのこと。
【重要なお知らせ】
— 中日ドラゴンズ応援団 (@dragonsouendan) July 1, 2019
この度、当団体で使用している「サウスポー」について、チームより不適切なフレーズがあるというご指摘を受けました。この件について球団と協議した結果、当面の間「サウスポー」の使用は自粛させて頂くこととなりました。
皆様には何卒ご理解、ご協力の程宜しくお願い致します。
このニュースをみて、私はまっさきに「図書館戦争」を思い浮かべました。
有川浩の著作「図書館戦争」。出版物に対する“検閲”が激化している世界で、図書館の理念を尊重し、本を守るために戦う図書隊員たちの物語です。
この作品の主人公が図書隊に入ろうと志すきっかけとなったのが、絵本に含まれる”こじき”という表現でした。その絵本を読めば”こじき”という表現が侮蔑的・差別的な意味で使われているわけではないとわかるのに、単純に”こじき”という言葉だけで強制的に検閲対象にされてしまう。そんな理不尽さから救ってくれた図書隊員へのあこがれが、主人公の入隊動機となるのですが……。
コレによく似ていると感じました。だってコレ、“応援歌”ですよね? “お前“という言葉が悪い意味で使われているわけではないと、ちょっと考えればわかりますよね。むしろ考えなくてもわかりますし、邪推するほうがどうかしてると思います。
「子どもも観戦する中で、選手を“お前”と呼ぶのはいかがなものか」
その子供に「この“お前“は悪い意味で使われているんじゃないよ」と教えることこそが教育であり、親(あるいは周りの大人)の役目なんじゃないでしょうか。
それに自分で気がついて、考える力を育むことが、子供にとっての成長なんじゃないでしょうか。
思考停止して、目に入らないように遠ざけて、それが本当に子供たちのためになるとは私は思えません。
こんな骨董無形なことを言い出す人はいつの世にもいると思うので殲滅することは出来ないと思いますが、そんな馬鹿げた言い分にも配慮せざるを得ない「言ったもん勝ち」な空気はどうにか払拭されればいいですよね。
「うるせぇよ、バーカ!!」と一蹴できたら楽なんでしょうが……(笑)
おしまい!