みそじる日記

みそじ系男子の日常を淡々と語ります。

閃の軌跡Ⅲクリアしました!

 こんばんは。みそじる(しゃとろん)です。

 

 閃の軌跡Ⅲとうとうクリアしましたー。

 いやはや。GW中にⅣもクリアする見込みだったんですけどね、だいぶ遅れてしいまして……。もう5月も半ばですからね。やり残しが結構あるし、トロフィーなんかも全然埋まってないですが、先が見たいのでさっさとⅣに進みます。では感想。

 

 

ざっくりあらすじ(ネタバレ注意)

 あの内戦から1年が経ちました。灰の騎士として国の要請に応じて行動していた主人公”リィン・シュヴァルツァー”も、この度新しい職場に就職することが叶いました。

 かつての学び舎トールズ士官学校。その新たに設立された第二分校が、彼の新しい職場です。

 第二分校には様々な人達が集まっていました。

 同じ教官として。学生時代お世話になったトワ会長。零の軌跡でお馴染みのランディ先輩。声に特徴のあるミハイル少佐。彼らのボスとして君臨するオーレリア分校長。

 数は少ないですが、一癖も二癖もある精鋭揃いです。

 リィンの担当クラスはⅦ組。かつて自身が所属していたのと同じ名前のクラスです。

 受け持つ生徒はたったの3人。

 かつて敵として相対し、終戦後はリィンのパートナーとして行動を共にした”アルティナ・オライオン”。

 クロスベルの警察学校出身で、リィンに対して棘のある言動をする”ユウナ・クロフォード”。

 剣の道で有名なヴァンダール家の次男にして、しかし伸び悩んでいる”クルト・ヴァンダール”。

 数は少ないですが、一癖も二癖もある個性派揃いです。

 新しく発足されたⅦ組はかつてのそれと同じように、特別課外授業という名目で”まるで遊撃士のような活動”を国内各地で行います。各地で見かけたのは”結社”や”傭兵団”といった「裏側の存在」が暗躍している様子でした。そして死んだはずのかつての仲間”クロウ・アームブラスト”によくにた人物も敵として立ちはだかります。

 新しく新Ⅶ組に加わった”アッシュ・カーバイド”と”ミュゼ・イーグレット”の二人と、かつて内戦をともに戦い抜いた仲間の旧Ⅶ組のメンバー、それから多くの人の力を借りて、リィンたちは結社の目的や鉄血宰相の狙いを探っていきました。

 そして迎えた最終局面。ついに明かされた幻焔計画。それは、帝都に蔓延る”呪い”を完成させ”大いなる黄昏”を実現させるというものでした。

 そのために必要なのは”黒の聖獣”を殺すこと。

 そのために必要なのは”根源たる虚無の剣”。

 そのために必要なのは”戦術殻と完全に同期した存在。――すなわち、アルティナ・オライオンの”命”そのものでした。

 さらわれたアルティナを取り戻そうとするリィンたちに、黒の聖獣が襲いかかります。殺してしまえば呪いが完成してしまう――そんな葛藤もよそに、黒の聖獣はリィンたちを圧倒します。

 ゼムリアストーンの太刀も砕け、黒の聖獣が灰の騎神に喰らいつき、リィンの絶叫が響いたその時、囚われ眠っていたアルティナが目を覚ましました。

 「守らなきゃ……教官を……みんなを……!」

 意識を取り戻した彼女は戦術殻”クラウ=ソラス”を呼び出して、黒の聖獣と灰の騎神の間に身を割り込ませました。展開するのは彼女たちの危機を幾度となく救ってくれた防御フィールドです。

 それではもたないと、誰かの声が響きます。そして次の瞬間には、アルティナは別の誰かにその場を押し退けられていました。

 押したのは彼女の姉、ミリアム・オライオンです。

 アルティナは叫びました。守るのも、剣になるのも、自分なのだと。

 彼女は知っていたのです。クラウ=ソラスの護りでは攻撃を凌ぎきれないことを。その攻撃で自らの命を散らしてしまうことを。そうして自らが虚無の剣になってしまうということを。

 そしてそれはミリアムも同じでした。彼女もまた、知っていたのです。

 黒の聖獣の腕が振り下ろされて、防御フィールドも、戦術殻も、ミリアム自身も切り裂かれて、少女の体は宙を舞いました。

 小さな体を受け止めた灰の騎神の手の中で、満足げな笑みを浮かべたミリアムは、小さく何かをつぶやきました。そして一振りの美しい剣だけがそこに残りました。

 それを見たリィンは、感情の奔流を引き起こします。

 それは怒りでしょうか。

 それは悲しみでしょうか。 

 あるいは虚無や絶望かもしれません。

 感情の奔流は”力”の暴走を引き起こし、リィンは”鬼の力”に呑み込まれてしまいます。

 起動者の変化に伴って、灰の騎神もまた、その姿を鬼へと変化させました。

 握っていた剣を振り、あっさりと黒の聖獣の腕を切り飛ばします。

 勢いのままに飛びかかり、黒の聖獣を切りつけます。一度、二度、三度、幾度も幾度も切り続け、それは黒の聖獣の息の根が止まるまで続きました。そして黒の聖獣の息の根が止まっても続きました。

 黒の聖獣が死んだことで、呪いは完成してしまいます。

 帝国を飲み込む黒い波動。

 人々の心に黒い感情を植え付けながら広がったそれは、やがて大陸全土へと広がっていきました。

 そうして呪いが広がって、黒い聖獣の姿がかき消えた頃、ようやくリィンの剣戟が止みました。しかし敵はまだいます。この状況を生み出した”ギリアス・オズボーン”その人です。リィンは虚無の剣を構え直し、倒すべき敵へと切りかかりました。

 ちょうどその頃。”蒼のジークフリード”は、自分がクロウ・アームブラストだったことを思い出します。彼はリィンを止めるため、蒼の騎神に乗り込み飛び出します。

 それを見て、猟兵王や鋼の聖女も各々の騎神を呼び出して、リィンのところへ飛び出しました。3体の騎神は鬼へと転じた灰の騎神の動きを止めることに成功します。

 セドリック皇太子は緋の騎神を起動させました。

 ギリアス・オズボーンも黒の騎神を呼び出しました。

 そうして7体いると言われている騎神のうち、6体が並び立つこととなったのです。

 ――To be continued

 

 

 

ここで終わりですか!?

 これは閃の軌跡(無印)クリアしたときにも思ったことですね。またか。

 いくつも張り巡らされた伏線が終盤に向けてパクパク回収されていき、「さあいよいよクライマックスだ!」ってなときに新しい謎がポーンと出てきて、終わり。

 「……え? ……は? ……えっ!?」

 閃Ⅰクリアしたときにはそんな声を出してしまった記憶があります。

 今回もなかなかエグい終わり方してましたよね。主人公のピンチをアルティナがかばおうとして、それをさらにミリアムがかばって、主人公がキレて暴走して取り押さえられて……終わり。まじかよ。

 今回はもうⅣがあることがわかってたので、ダメージというほどにダメージは無かったんですけど、でもこれリアルタイムにプレイしていたら虚無感というか虚脱感みたいなのやばかっただろうな……と思います。リアタイ勢は怒っていいよ。許す。

 

良かった点

・長らく謎になっていた部分が解明する。(リィンの出生や力の起源など…etc.)

・グラフィックやロード時間がかなり向上している。(VITA切り捨てただけはある)

・新Ⅶ組のメンバーがどれも良い。(カワイイかっこいい絡み方が好み等々)

・旧Ⅶ組のメンバーが人間的に成長している姿が見られる。

・Ⅶ組以外のトールズ卒業生たちのその後の活躍も見られる。

・なんだかんだ厨ニストーリー大好き。

ミニゲームも結構良さ味。特にVMは好き。 

・過去作のキャラクターももりもりでてるよ。ファンは嬉しいかも。

 

 新Ⅶ組のメンバーはみんな好みですね! 特にアルティナたんかわゆ~。教官のサポートが私の任務ですとかいっちゃうような甲斐甲斐しいところも、過去の出来事を挙げて「私だけは知っている感」出しちゃうお茶面なところとかも大好きです。

 クルトも最初「何だこいつ主人公のなりそこないか」とか失礼なこと思ってましたが、Ⅶ組の一員として、締めるときは締める、よいまとめ役だったと思います。

 デレると確信していたのでユウナは安心して見ていられましたし、逆にグイグイ来るミュゼもポーズだとわかっててもぐっと来るものがあリますね。

 アッシュは知れば知るほど好感度上がっていくキャラでしたわ。大体のキャラはそうだと思いますけど。Ⅳで救われて欲しい。ホント頼むまじで。

 シナリオも(専門用語が多すぎてファルシのルシがコクーンでパージ状態なところと、Ⅳありきの未完なところを除けば)登場キャラクターを余すとこなく魅せていた、良い出来だと思います。少なくとも私は早くⅣを遊びたいと思えるくらいには満足しています。押しキャラトワ会長も随所で活躍してましたしね!

 

悪かったところ

・兎にも角にも未完結なところ。

・移動速度が遅い+乗り物に乗ってるときにフィールドアタックできない

・モーション付き演出のイベントで、◯ボタン押しても会話が進まない。

・パーティ入れ替えが多すぎ。クォーツのプリセットみたいなのが欲しい。

・キャラクター性能に個性があまりない。装備が同じなら誰使っても大体同じ使用感になってしまう。

・トワ会長がパーティーインしなかった。

・クライマックスシーンでもモーションが汎用のそれ。

・ラストバトルで〇〇と△△が使用できない。

・機甲兵の戦闘がおもんない

・死んだ人間生き返りすぎ

・トワ会長がパーティーインしなかった。

 

 もっとあるかも。とりあえず思いついた順に書き出してみました。

 シナリオ未完結については今更といった感じもしますけど、今回もなかなかエグい終わり方でしたね。上記の「あらすじ」、細かい部分はフィーリングですけど大筋はまんまですからね。小説や漫画ではよく見る引き方ですけれど、これフルプライスのゲームソフトなんだよなぁ……。

 移動速度は気にしない人もいるかも知れませんが、R1ボタンを強制されるのが嫌でした。設定でR1ダッシュをデフォルトにできるようにして欲しかった。あと乗り物ね。せっかくバイクあって、早くて便利なんだけど、雑魚狩りしたいときに不便なんですよね。バイクで引いたら有利戦闘とかにならないかね。

 クォーツ(装備)のプリセットはまじで検討してほしいですね。新旧Ⅶ組合わせて16人で攻略に挑むときや、それを3パーティに分割させなければならない時があって、装備の付け替えがめんどくさいことこの上なしでしたから……。ラストダンジョンのメンバー固定のときも同様。

 あとキャラ性能の無個性具合も結構深刻なのでは……? 個人的には空の軌跡みたいなアーツの仕様にしてもらえると嬉しいんですけどね。アレ組み合わせ考えるの楽しかったので。そもそもなんで廃止しちゃったんだろう……?

 機甲兵バトルも、現状面白くないミニゲームにしかなってないので、RPG戦闘風に寄せるか、もっとミニゲーム風に寄せるかしてくれないと消化試合の域を出ませんの。

 モーションに関してはプチ不満って感じですけど、最後のアルティナがリィンを護りに入ったときとか、汎用モーションで「ふぃ~ん」って飛んでかれたのがちょっと残念で印象に残ってます。多分空の軌跡時代のドットSDなら気にならなかったんだろうな……。――大丈夫? これPS4のソフトだよ?

 ラストバトルのメンツ固定もちょっとモヤッとしました。旧Ⅶ組が参加できないのは理解できます。これはあくまで新Ⅶ組の物語でしたから。だからこそ、新Ⅶ組の二人がラストバトルに参加できないのは「違うなー」って。シナリオ的に参戦できる状態じゃなかったのは100も承知なんですけれど、「じゃあラスボスこれじゃなくてもいいじゃん」……って。これもⅣありきゆえですかね。

 あと死人生き返りすぎ。不死者とかいう未解決ワードがありますが、それを差し置いても多すぎでしょ……。クロウ、ギリアス、猟兵王、鋼の聖女、アリサパパ。――他にいましたっけ。まぁ多いこと。

 「――おまえ、死んだはずじゃ……!!」ってな展開はこの手の話にはよくありますし、正直大好物ですけれど、それはここぞというときの盤面返しのために用いられるべきだと思うんですよ。これだけ乱用されてしまうと、どうせミリアムもオリビエもアンゼリカも無事なんでしょ……と穿ってしまいます。私的にはクロウには死んだままで居てほしかった。彼の死を乗り越えたⅦ組やトワ会長らの成長を見てみたかった。リィンの台詞じゃないですけど、これじゃあクロウは無駄死にしたことになっちゃいません? ま、まぁ、生きてたことが嬉しい気持ちもありますけどねっ!

 

 こう書き出すと悪い点の方が多くなってしまうのは、陰キャコミュ障オタクの難点ですな。デュフフ。

 それもこれも好きの裏返しということで。気分悪くされたらごめんなさい。でもプレイしてて全く不満もたない人っていないと思うの。

 トロコンも2週目も放置して勧めてしまうことにちょっぴり罪悪感をおぼえながら、閃の軌跡3のプレイを完了したいと思います。早くⅣやりたいのです。すまぬ。

 

 んで、なぜトワ会長プレイアブルじゃないんです? 

 

 

 おしまい!